秋葉原は昔とあまり変わっていなかった

古いマックを漁っていて「これだけネットが発達すると秋葉原は大変なんだろうなあ」と思った。と同時に、秋葉原に行けば「もっと良いもの」が手に入るのではないかとも考えた。Amazonでなんでも手に入るようになったわけだから、わざわざ秋葉原になど行かなくてもよいはずなのだが、どうしても昔の感覚が残っている。いったいどっちが正しいのだろう。

結論からいうと秋葉原の中古PC市場はそれほど変わっていなかった、昔からやっている店が結構残っている。違いはといえば、外国人と(アニメの聖地になっているらしい)とメイドさんが増えたことだが、ハードだけでなくコンテンツも揃うというのは実は昔からの姿だ。

パソコンの量も変わっていた。昔はそこそこ高級品だったパソコンだが、古いノートパソコンがプラスティックのかごに入れられて「無保証」で売られていた。値段も1000円とか2000円だ。これを探して、適当なACアダプタを見つけるらしい。日本人の姿も見られるが、外国からきた人たちも多い。発展途上国に持っていって売るのではないかと思う。秋葉原は国際市場に組み込まれているのだ。インド系が集まっている店があり、インドっぽい香りがしていた。お香でも焚いているのだろう。アジアとダイレクトにつながっていると感じられるのは面白いと思った。

Macintoshに限ると、Macbook(2006年から2009年頃までに売られていたもの)や古いMacminiなどは置いていなかった。代わりにあるのはMacbook Proなどやや高めの値段帯のものだ。ヤフオクなどと秋葉原の店頭は棲み分けができているらしい。古いMacは店頭に出すほどの利益は得られないのだろう。WindowsPCなどは種類が多すぎてよくわからない。メモリなどは種類が多すぎて安いのか高いのかよくわからない。安いといっても千円以下の違いなので、家で検索して買った方がいいのかもしれない。

秋葉原の魅力は「ああ、こういうものが手に入るんだ」ということがわかることかもしれない。ただ「ごちゃごちゃ置いておくんで、適当に探してください」という方式だから、ある程度の知識と並々ならぬ体力がないとつらい。個人的にはIDEのハードディスクが大量に売られていて安心できた。古いパソコンを使っていると「このハードディスクが壊れたら後がないかもなあ」などと思ってしまうのだ。ただ、これもAmazonと比べて1000円程度の違いだ。

東芝製の16GBのUSBメモリが360円で売られていた。お土産に買ってかえろうかなあと思ったが、使い道が思いつかない。NASに付けてWindowsとMacで両方使えるファイルサーバーにするか、UNIXを入れてWindowsPCを再活用するなどできそうだが、別にないと困るというほどでもない。SSDはいうほどは安くなかった。

昔は秋葉原に行かないと買えないものが多かった。Macintoshなどもその一つだ。しかし、最近では新しいMacを探すために行く場所は銀座や表参道になった。かといって秋葉原の魅力が損なわれているというわけではないらしい。昔からの店は依然多く見つかるし、アニメファンや商売人など多くの外国人を引きつけている。

 

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