なぜかバルミューダのスマホが叩かれている

バルミューダが5Gのスマホを発売した。最近、経済を評論するときに「日本の産業競争力がなくなったのは創業者が減り独裁思考でモノを作らなくなったからである」という論が聞かれたので「独裁的で独りよがりなバルミューダはさぞかし歓迎されるんだろうな」と思ったのだがそうはならなかった。色々な人から叩かれている。

背景を調べて叩かれているのは虚栄心だなと感じた。

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太田光とTBSは何に失敗したのか

選挙速報の類は見ないようにしている。どうせ半日程度待てば結果が出るからだ。だが今回は太田光さんとTBSの選挙特番の評判が突出して悪かったので「何があったのだろうか?」と興味を持ちQuoraで聞いてみた。政治に関してはあまりまとまった知見が得られないQuoraだがこの分野ではかなり面白い発見がいくつもあった。

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コンテンツ産業の成長について散漫に考えてみる

考えるきっかけは「岸田政権の不毛な成長論」についてだったのだが、最近コンテンツビジネスの成長とは何かとかソーシャルメディア将来はどうあるべきかということを考えることが増えた。いつもは特定のニュースなどを比較的に筋のある文章を作っているのだが今日は散漫にこの辺りをぶらぶらしてみたい。一応文章なので結論めいたものはあるのだがそのあたりはさほど重要ではないかもしれない。

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オワコン化するSNSとDappi問題

SNSが急速にオワコン化している。元祖SNSだったFacebookが社名変更を含めた大胆な路線変更を模索しているのだ。新型コロナの蔓延をうけて「バーチャル」に勝機があると見たのだろう。メタバース企業への展開を模索しているほか仮想通貨(当初Libraと言っていたがDiemという名前に変えたそうだ)のプロジェクトも依然進行中である。

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mySQLのトランザクションテーブルから複数のマスターを参照するためのJOINのやり方

洋服は古着屋で買っている。同じテイストの服を揃えたり上下をセットアップで買うことができないと、テイストがバラバラになり収拾がつかなくなる。同じようなものを二つ買ったりパンツはあるのにジャケットがないというようなことが頻繁にある気がする。気がするのだがよくわからない。そこでワードローブを整理・把握しようと考えた。

毎日着る洋服を写真撮影して使ったアイテムをデータベースに記録している。これを使ってワードローブを整理しようと思いついたのだ。

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問題の社会化 -町田市のモデル校でSNSを使ったいじめによる自殺が確認される

今回は「問題の社会化」というトピックでいじめ問題について考える。町田市のある小学校でSNSを使ったいじめが確認された。いじめられた生徒は別の生徒の名前を名指しした遺書を残して自殺したそうだ。

このニュースはかなり都合の悪いいくつかの事象を含んでいる。この学校は先進的に一人一台のタブレット端末を配布するモデル校だったのだが、学校は端末をきちんと管理できていなかった。

いじめの舞台になったのはGoogleチャットだがNTTがGoogleと組んで町田市の公立小中学校に導入を進めているという記事が2017年に出ていた。つまり、モデル事業が失敗して自殺事件が起きたというケースなのだ。「一部の企業が金儲けのためにタブレットを小学校に売りつけた」のだから即刻中止すべきだと言いたくなる。

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ミュージックステーションを見て「日本の歌謡界は焼け野原になったんだな」と思った

久しぶりにミュージックステーションを見た。KAT-TUN、松下洸平、韓国の2PM、milet、緑黄色社会などが出ていた。日本の歌番組ってずいぶん変わったなと思った。これは何なのだろうかと思ったのだが考えた結果思いついた答えは「焼け野原」だった。日本から歌謡曲ファンが消えてしまったのだ。原因は明らかだ。日本の音楽番組は会議室で作られている。これが歌謡曲ファンを焼き尽くしてしまったのだろう。

この日のテーマはドラマの主題歌特集だった。まずは思い出に残った主題歌ランキングというランキングから始まる。つまり最新の歌をまず聞かせてもらえないのである。ここから「修二と彰」から「亀梨くん推し」でKAT-TUNの曲に流れる構成が作られていた。YouTubeで活躍している「中丸くん」は「俺はジャにのちゃんねるだから関係ないや」という顔になっている。EUPHORIAが同じジャニーズ事務所の美少年が主演を務めるザ・ハイスクール・ヒーローズの主題歌になっているそうでテレビ局もドラマを推したいのだろうなと思った。

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菅総理が鳴り物入りで始めた「携帯電話料金が安くなる」はその後どうなったか?

今回は菅総理が鳴り物入りで始めた携帯電話料金の引き下げのその後について検討する。政治的には菅総理の側近とNTT幹部が会食を繰り返していたということだけが問題になったわけだが、もちろん携帯電話料金の引き下げは行われている。ただ、この引き下げは単に携帯電話事業者の首を締めるだけで終わりそうである。政治的に均衡点をなくすと料金の自由落下が始まる。賃金が上がらないのだからこれが当然の結果なのである。

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平井大臣の恫喝騒ぎの裏にあった官僚と大臣の利権争い

デイリー新潮の記事がNECの顔認証システムの裏にある利権争いについて書いている。これを読むと今の政権が日本の成長にとって疫病神になっていることがわかる。どこかパーツを入れ替えればなんとかなるというレベルではなく「総取り替えしないとダメなんだろうなあ」としか思えないという徒労感も感じる。成功体験に見放されたいわゆる「黄昏病」なのであまり分析しても意味がないのかもしれない。

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ダニエル・エルズバーグ

おそらく誰も注目しないだろうなと言うニュース記事を読んだ。かつてアメリカが中国への核攻撃を検討したことがあったのだと言うニュースだ。最終的にアメリカ大統領はこの核のオプションを選択することはなかった。中国とソ連が結んでアメリカに核攻撃を仕掛けてくるというシナリオだったそうだ。

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