グローバルダイニングが104円の賠償を争った裁判の地裁判決が出た。法の下の平等が担保されているとは言えず非常に問題が多い判決だなと思ったのだが大した騒ぎにはならなかったようだ。グローバルダイニングは即日控訴し裁判は続くことになる。小池都知事は「私は間違っていない」といい東京都側は「こんな法律は実行できない」と言っている。
“非常に問題が多い地裁判決「グローバルダイニング対東京都」裁判” の続きを読む日本の国会は何も決めないことを決める
さて前のエントリーで「民主主義の根幹が破壊されてショックを受けている」と言うようなことを書いた。だが日本の議会では何も決めないことを決めてしまった。これはあってはならないことだと思う一方でこれしか落としどころはないのかなと言う気持ちにもなる。
“日本の国会は何も決めないことを決める” の続きを読む毎日放送が認めた維新偏向報道
毎日放送が維新に偏った偏向報道をしていたと認めた。「政治的公平性」の不備と言っている。Twitterなどでも盛んに指摘されており抗議が認められた形だ。ただ放送局はトップの責任は認めなかった。バラエティを担当する制作スポーツ局が勝手にやったことだとして現場に責任を押し付けたのである。
“毎日放送が認めた維新偏向報道” の続きを読むよくわからずに安保法制議論をしていた安倍総理と安倍総理がわかっていないことをわかっていた高市早苗
安倍元総理が核シェアリングについて言い出してからしばらくがたった。不思議な気持ちでこの議論を見ていた。実はこれはもう終わった話だからだ。当事者たちが何も理解していないまま安保法制議論が進行していたんだなあということがよくわかる。
“よくわからずに安保法制議論をしていた安倍総理と安倍総理がわかっていないことをわかっていた高市早苗” の続きを読む#立憲民主党は維新と組むな – 2022年2月14日は左派リベラルの敗戦の日
朝起きてTwitterをみたら「立憲民主党は維新と組むな」というタグが飛び込んできた。立憲民主党などの野党が共産党を外し維新を含んだ枠組みで政策協議をすることを決めたことにリベラル派が反対したのだ。
これをみて「次の戦争に勝ちたかったら一度は敗戦を認めたほうがいいのではないか」と思った。このままTwitterの世界でつぶやいているだけでは状況は変わらないだろうからである。
だが実際にはこの騒ぎはTwitter世論の勝利で終わった。つまり敗戦はなかったのである。リベラル派は変わるきっかけを失ったといえる。
“#立憲民主党は維新と組むな – 2022年2月14日は左派リベラルの敗戦の日” の続きを読む太田光とTBSは何に失敗したのか
選挙速報の類は見ないようにしている。どうせ半日程度待てば結果が出るからだ。だが今回は太田光さんとTBSの選挙特番の評判が突出して悪かったので「何があったのだろうか?」と興味を持ちQuoraで聞いてみた。政治に関してはあまりまとまった知見が得られないQuoraだがこの分野ではかなり面白い発見がいくつもあった。
“太田光とTBSは何に失敗したのか” の続きを読むオワコン化するSNSとDappi問題
SNSが急速にオワコン化している。元祖SNSだったFacebookが社名変更を含めた大胆な路線変更を模索しているのだ。新型コロナの蔓延をうけて「バーチャル」に勝機があると見たのだろう。メタバース企業への展開を模索しているほか仮想通貨(当初Libraと言っていたがDiemという名前に変えたそうだ)のプロジェクトも依然進行中である。
“オワコン化するSNSとDappi問題” の続きを読む問題の社会化 -町田市のモデル校でSNSを使ったいじめによる自殺が確認される
今回は「問題の社会化」というトピックでいじめ問題について考える。町田市のある小学校でSNSを使ったいじめが確認された。いじめられた生徒は別の生徒の名前を名指しした遺書を残して自殺したそうだ。
このニュースはかなり都合の悪いいくつかの事象を含んでいる。この学校は先進的に一人一台のタブレット端末を配布するモデル校だったのだが、学校は端末をきちんと管理できていなかった。
いじめの舞台になったのはGoogleチャットだがNTTがGoogleと組んで町田市の公立小中学校に導入を進めているという記事が2017年に出ていた。つまり、モデル事業が失敗して自殺事件が起きたというケースなのだ。「一部の企業が金儲けのためにタブレットを小学校に売りつけた」のだから即刻中止すべきだと言いたくなる。
“問題の社会化 -町田市のモデル校でSNSを使ったいじめによる自殺が確認される” の続きを読む平井大臣の恫喝騒ぎの裏にあった官僚と大臣の利権争い
デイリー新潮の記事がNECの顔認証システムの裏にある利権争いについて書いている。これを読むと今の政権が日本の成長にとって疫病神になっていることがわかる。どこかパーツを入れ替えればなんとかなるというレベルではなく「総取り替えしないとダメなんだろうなあ」としか思えないという徒労感も感じる。成功体験に見放されたいわゆる「黄昏病」なのであまり分析しても意味がないのかもしれない。
“平井大臣の恫喝騒ぎの裏にあった官僚と大臣の利権争い” の続きを読むダニエル・エルズバーグ
おそらく誰も注目しないだろうなと言うニュース記事を読んだ。かつてアメリカが中国への核攻撃を検討したことがあったのだと言うニュースだ。最終的にアメリカ大統領はこの核のオプションを選択することはなかった。中国とソ連が結んでアメリカに核攻撃を仕掛けてくるというシナリオだったそうだ。
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