LINEが日本のアジア差別を次のフェイズに加速させた

LINEをめぐる扱いが日本人の中国人に関する差別意識を色濃く反映しているという話を書く。「誰も語りたがらない」という点に特徴があるように思える。漠然とした不安や漠然とした差別意識は誰も直視したがらないからである。だから却って差別が蔓延する。さらに話が拡散する過程を観察するとデマの広がり方と一緒である。曖昧な情報が不安に乗って拡散しているのだ。

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楽天と日本郵政が組むとスマホの国内通話が無料になる

出来レース・プロレスだと思っていたものが風向き次第で俄然面白くなることがあるものだと思った。楽天と日本郵政の提携話のことである。菅総理から見ると完全に想定外の出来事だろう。あるいはベルリンの壁が崩壊したのと同じようなことが日本でも起きているのかもしれない。

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予算年度内成立の犠牲になった断らない女こと山田真貴子広報官

また、安倍・菅政権の犠牲者が出た。今度は断らない女こと山田真貴子元広報官である。例によって「戸籍名」は吉田真貴子さんというそうだ。実質別姓で男性からのお誘いを断らずに頑張って来たのに最後に切られてしまった。いかにもかわいそうな人である。だが、このニュースの伝え方を見ていて「予算の犠牲になった」とわからない人もいるのではないかと思った。背景には総務省の複雑な成り立ちがある。だが、もう知らない人も多いかもしれない。

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テレビやマスコミが新しく手に入れた洗脳手法に戸惑う

朝の時間だらだらとテレビをつけている。森元組織委員会会長の議論がいつの間にか宣伝フェイズに変わったなと思った。ちょっとした危機感を持ってこの文章を書き始めたのだが、書きおわってかなり戦慄している。受け手側に対抗策がないからだ。

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高齢者はpovoにするよりauに止まった方がお得

今回は高齢者目線からauの最適プランいついて考える。今回のアドバイスは「プランを理解した上で変更するときは誰かについてきてもらう」というものである。また今回の記事を読むとKDDIがスマホの会社から高齢者のライフサポートカンパニーに移行しようとしている様子もわかる。前回見た楽天とはかなりビジネスモデルが違うことがわかって面白い。

auの契約を見直そうと考えていた。格安のサービスpovoができたからである。povoはカスタマーサポートが受けられない代わりにデータ20GBと5分以内の電話かけ放題がついて2,980円というサービスである。電話かけ放題だと3,480円になる。KDDIグループにはこの他にQUという会社がある。

KDDIはau、povo、UQという三本体制になっている。だいたいこの辺りまでは「知っているよ」という人が多いのではないだろうか。だがこの三本体制が大きな問題を引き起こしてもいる。

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慰安婦賠償判決における韓国の心情司法の問題点

政治スペースのモデレーションをしていると時々「厄介な」質問がつく。それが中国と韓国問題である。Quoraの日本語版には弁の立つ中国系がいる。彼らは「理」で押してくるので日本人は太刀打ちできない。だが、韓国系・韓国人はあまり目立たない。このため日本人の立場だけが盛り上がり最終的に在日排斥などの「ヘイト」に結びついてしまう危険性がある。これが示威行動に結びつき「容認された」と最終的にアメリカのような直接行動に結びつきかねないのである。理論的には表現と物理的暴力は別物のはずなのだが実際には地続きになっているという複雑さがある。

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安倍前総理の会見で検察・官邸・マスコミは何を守ったのか

安倍総理が議員運営員会での説明を終えた。「説明責任を果たした」と満足げだったようだがおそらくそう思っている人はあまり多くないと思う。修正した申告内容も把握していなかったようで最後まで周りが一生懸命に考えた「ボクが悪くないりゆう」を繰り返し述べていた。

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守屋光治

本日はライトユーザーについて考えるのだがなぜかタイトルは人名である。守屋光治という人がいる。Men’s Non-Noの専属モデルをやっているそうだ。先日この人のYouTubeチャンネルを見つけた。正確にはMen’s NON-NOのウェブ担当のようである。Men’s NON-NOのモデル中でも特に洋服に詳しく大学で服飾の勉強をしたという。今ではエディターとしてもページを持っているそうだ。モデル兼エディターという華やかな経歴である。

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正義が勝つとは限らない – アメリカ大統領選挙

今のうちにSNSで話し合いができる素地をきちんと作っておいたほうがいいのではないかと思う。危機意識はかなり強い。そのためSNS上の議論は選ぶようにしている。マウンティングや自己承認のための議論はスルーするようになった。

日本の政治は全く動いていないどころか後退しているようにみえる。このため日本の政治議論は自己承認が欲しい人たちが甘える場所になっている。だがアメリカは全く異なっている。急速に悪化しているのである。原因はアメリカ版ネトウヨの現実否認の議論である。かつてはalt-rightなどと呼ばれていたが最近はそんな単語も聞かれなくなった。すっかり主流派になってしまったからだ。

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