新型コロナの犠牲者 :「絆」があっても最悪の結論を選ぶ人たち

練馬区のとんかつ屋さんのご主人が火事で亡くなったそうだ。毎日新聞に記事が出ている。普通ならよくある地域面のニュースなのだが、ちょっと事情が違ってみえた。新型コロナウイルスで経済の先行きが見えなくなる中で油をかぶって亡くなったのではないかと見られているそうだ。

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平均的なアメリカ人はトランプ大統領の消毒液コメントが正しいか正しくないか判断できますか?

Quoraでトランプ大統領の消毒液注射発言をシェアしたところいくつかコメントをもらった。意外とこういう話に興味があるんだなと思った。そこでアメリカ人に直接この話題をぶつけてみようと思った。案の定炎上気味になったが多くのレスポンスをもらった。アメリカでこの話題が感情的な案件になっていることがわかる。

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地方自治の本旨と日本人の政治議論の二重性

大抵の憲法問題というのはGHQが作った草案を英語で読むと元々の意味がわかる。英文はシンプルに書いてありその字義通りに解釈すればいいからである。だが、地方自治の問題はそれでは解決しないということに気がついた。地方自治という言葉がどうやって導入されたを簡単に追跡し、日本人の政治議論の二重性について考察したい。

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新型コロナウイルスを水道システムに例えてみる – わからないと不安になる

前回は新型コロナウイルスの検査体制について「わからないと現状の思い込みに引きずられて我慢しろという話になる」と書いた。だが、やはりわからない人には何が引っかかっているのかわからないのではないかと思った。ということで今回は政権批判から離れてちょっと違うことを試してみたい。

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Quoraのある炎上騒ぎとネトウヨ考

今週はずっとQuoraでトラブルに巻き込まれて「ネトウヨとは何か」ということを考えている。あまり詳細に書くとQuoraの人に怒られそうなので興味のある人はこの投稿を見ていただきたい。私のポジションと運営側のポジションが読める。完全には折り合ってはいないのだが「これ以上後に感情的なしこりを残すつもりはない」と締めくくった。これだけ見るとQuoraと私が対立しているように見えるのだが、実際の論点はそこではない。実は今回問題になっているのはQuora「荒らし」の人たちだ。ここから日本の政治言論が清浄化・正常化できるかという問題を考えることができる。

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PCR検査をすると医療崩壊する・医療崩壊しないという不毛な議論

今日のトピックはPCR検査なのだが実際に考えるのは日本の政治言論空間の有り様である。これがわかると割とニュートラルにTwitter言論を眺めることができると思う。この次にQuoraで起きた炎上事件について書くので、それとセットでなんらかの結論を出せればいいなと思っている。

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人々に不安を与える国立感染症研究所の「専門家病」

先日「厚生労働省の検査妨害」という記事を読んだ。安倍政権はこれまでも文章隠しや統計改ざんを行ってきたので「ああまたか」と思える。だがこれに対してこんなTweetを読んだ。国立感染症研究所(以下感染研)が弁明しているというのである。

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