ウェブサイトなどにイラストが欲しい。しかし、絵なんか描けないという人も多いのではないだろうか。Photoshopがあれば簡単に写真からイラストを作ることができる。手順を2つご紹介する。
まず、スマホなどで適当に写真を撮る。加工するのでベタな絵で構わない。これはあじさい。構図もまったく工夫されていない。
次にこの写真のレイヤーを複製する。レイヤーは2つ作る。一つは「フィルタ」から「表現手法」の「輪郭検出」を選ぶ。「イメージ」から「色調補正」の「彩度を下げる」を選ぶ。もう一つは「イメージ」から「色調補正」の「ポスタリゼーション」を選択し色数を下げておく。今回は3色にした。
必ずふちの絵を上にしてレイヤーの重ね方で調整する。「比較(暗)」や「焼き込みカラー」などから工夫すると良い。すると、ディテールが消えて描いたような写真が得られる。適当に撮影したとは思えない。
次のやり方はもっと簡単だ。「フィルタ」から「インク画(外形)」を選ぶだけ。
サイトのバナーやデスクトップピクチャーなどに応用できる。これはベンチで食べる前のドーナツとパンを並べて撮った写真。こんなどうでもよい素材でもポップな壁紙にできる。簡単にイラストが増産できるのだが、くれぐれも自分が著作権を持っている写真で試して頂きたい。