LINEモバイルを抜けることにした

LINEモバイルから突然VoLTEが使えなくなるという通告が送りつけられてきた。いい機会だなと思ってLINEモバイルを抜けることにした。心得違いも甚だしいな遠思った。少なくともこれからサービスが増強されることはないだろう。この先何が起こるかわからないのでやめることにした。

今回はユーザーの離反行動について考える。




LINEモバイルはSoftbankに吸収されSOFTBANKの格安サービスSoftbank onLineに移行することがわかっている。これからもDoCoMo回線を使ったサービスを使い続けられるということになっているのだがやたらとSoftbank回線への変更を勧めてくる。今後NTTへの支払いを伴うサービスが顧みられることはないだろう。また、これまでのプランは解約手数料が必要なかったが新プランでは1,000円の手数料がかかるという。

新プランではVoLTEが使えるわけだから、単に旧プランいじめなのだろう。

LINEフリーはあまり使わなかった。楽天モバイルを契約したので電話料金が無料になったというのが大きい。楽天モバイルがサービスをやめない限りは国内電話は無料のままなのでデータ利用を1G以内に抑え続ければ今後も電話は無料で利用できる。

だが、やめる理由がたくさんあるのにやめるつもりはなかった。理由が二つある。まず、当座の費用が惜しい。一時金で6,000円ほど必要になる。もう一つは単に面倒だからである。

今回のお知らせはDoCoMo回線でVoLTEを使えなくなるというものだ。3G回線は使い続けられますよと言っているのだが2024年にはDoCoMoは3G回線をやめてしまう。そもそも4月7日に突然やめてしまうという。一ヶ月前通告である。今後何をしでかすかわからないという心配がある。

もちろん100円安いサービスに移行するという選択肢はある。今まで1GBフリーのサービスだったがそれが500MBになる。調べて見てこのサービスは4月から2GBのプランになるそうだがそのお知らせは入っていなかった。全体像がよく見えない。一度悪い印象がつくといいニュースでも「不誠実だ」ということになる。

最近NuroモバイルとIIJMioから800円程度のサービスが出ていたので気にはなっていた。だが最初に手数料とMVNO転出料がかかる。またMVNO転出をやったことがないのできちんと切り替わらなかった時も面倒だなと思った。

Nuroの場合は事前予約すれば手数料は三ヶ月後に戻ってくるという。データ容量も3Gだ。

だがすぐに入ってくる予定のないお金はないも同然と思ってしまう。これまでよりは毎月500円の節約になるのだが、すでに毎月支払っているお金も心理的にはカウントされない。結果的に一時的にMVNO転出料金と事務手数料がかかるなあということになってしまうのである。

表計算ソフトで自分を納得させながら「人間は合理的に損得勘定をしていない」んだなあと呆れた。

改めて計算するとLINEモバイルの新プランに申し込んでも8ヶ月でMVNO転出料のモトが取れる。だがそれ以上に大きかったのが「これから何を言いだすかわからないSoftbankに付き合うより逃げてしまった方がラク」という気持ちである。Softbankと楽天は経営者が目立ちすぎるという印象がある。グループ行動ではなくスタンドプレーの会社だ。だからあまり信頼できない。

合理的に考えれば楽天の無料電話一本にしてiPhoneはデータ専用にするのが一番安くつく。でも楽天の電話番号はまだ金融機関などには登録していないしついでに言えば覚えてさえいない。「タダより高い物はない」というが、楽天としてはいつやめてもいいサービスということにして備えている。楽天はまだ信頼できない。

楽天モバイルを使って一ヶ月経った。無料電話は使い続けているが音質は結構いい。だが人に勧められないという状態が続いている。ポイントバックがあるはずだがこれももらえるまではなかったものと考えようと思っている。結構「ポイントがつかなかった」という苦情もあるようだ。

おそらくモバイルを安く(あるいは無料で)使いつづけるということはこうした面倒と付き合い続けるということなのだろう。3,000円程度支払えばもっと簡単に使えるサービスはあるわけでこの辺りは考えものだなと思う。

もう一ついえるのはコマーシャルを打とうがポイントやキャッシュバックで釣ろうがブランド価値は買えないということである。企業に文化を広げ顧客接点で「この会社の従業員と話していると気持ちがいいな」と思ってもらわなければならない。

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