Photoshopを使うと、写真からイラストを作ることができる。色合いを抑えて、枠線を付けるとなんちゃってイラストの出来上がりである。だが、そこに文字を付けるときに考え込んでしまう。フォントはたくさんありすぎてどれを選んでいいのかよく分からないのだ。
使っていいセリフ系フォント
下記に挙げるフォントは使える。古くからあるフォントだからだ。
- Garamond (16世紀)
- Caslon (1734)
- Baskerville (1757)
- Bodoni (19世紀)
- Didot (19世紀)
- Cochin (1912)
使っていいサンセリフ系フォント
下記に挙げるサンセリフ系フォントは使える。レトロ調ポスター(今回はアールデコとする)は1910年から1930年までの短い間に作られたのだが、それに合わせていくつものサンセリフ系フォントが作られたからである。
- Copperplate (1910)
- Futura (1923)
- Gill Sans (1930)
- Peignot (1937)
ここに挙っていないサンセリフフォントは使えないものがある。HelveticaやUniverseは戦後に作られた。
さて、パソコンにインストールされている「なんか古そう」なフォントの中にも使えないやつがある。使えないのだが「なんとなく古く見える」ように作られているので、分かって使う分には面白い効果が得られるかもしれない。
- Bauhaus (1975)
- Trajan (1989)
- Desdemona
- Hervulanum (1990)
なお、ブラックレターのGoudy Textはなんちゃってフォントのように思えるのだが、1928年制作だそうだ。これは使えるのである。