コミュニティを管理しており時々実践編を書いている。今日は「個人的に取らない」という原則について考える。課題になるのは「これを対話に結びつけることができるか」という点である。
“コミュニティ管理実践編:怒りを受け取らない” の続きを読む「麒麟がくる」の鉄砲の戦争抑止効果論
大河ドラマ「麒麟がくる」に鉄砲の戦争抑止効果論が出てくる。松永久秀(吉田鋼太郎)が明智光秀(長谷川博己)に対して「銃の恐ろしさを知った人は銃を持っている相手に戦争を仕掛けなくなる」というのである。「麒麟がくる」は明智光秀の前半生がほどんど知られていないのをいいことに好き勝手な創作をしているのだが、議論としては面白いなと思った。このエントリーでは火縄銃が当時の軍事情勢にどのような役割を果たしたのかを考える。松永弾正の予言は当たったのだろうか?ということである。
“「麒麟がくる」の鉄砲の戦争抑止効果論” の続きを読む安倍政権のマスク思考が作り出した人災
Quoraのパートナープログラムというのに参加している。質問(回答ではない)にお金が支払われるという仕組みなのだが、最近報酬が1/10になった。同時にQuora本社ではリストラも行われたので何らかの支出抑制策が取られたものと思われる。そこで打率をあげないと稼げなくなってしまった。回答がつかないものにはお金が支払われない仕組みになっているので、回答がつきやすい質問を考えなければならない。これに取り組んでいるうちに「マスク思考」という概念を思いついた。
“安倍政権のマスク思考が作り出した人災” の続きを読む情報多様性に戸惑う赤ん坊を安心させるための技術について考える
新型コロナウイルス騒ぎを追っている。この問題はまだ未確定なことが多いのだが、この未確定さを追っていると「人々の不安耐性」と「正常性バイアスの強さ」がわかる。こうした不安を払拭するために情報発信者はいったい何ができるのかということをやや真面目に考えたい。
“情報多様性に戸惑う赤ん坊を安心させるための技術について考える” の続きを読む新型コロナウイルスとデマ – 何がフェイクニュースかを見分けることはできるのか
武漢コロナウイルス騒動では様々な噂が出ている。最初に目にしたのは「武漢にはウイルス研究所がありそこからウイルスが漏れたのではないか」という噂だった。
“新型コロナウイルスとデマ – 何がフェイクニュースかを見分けることはできるのか” の続きを読む日本人が不倫を執拗に叩くのはなぜか
今日のテーマは日本人が不倫を執拗に叩くのはなぜかというテーマで考える。このテーマの一番難しいところは「そんなことを考えて何になるんだろうか」という点にある。
“日本人が不倫を執拗に叩くのはなぜか” の続きを読む浮気は芸の肥やし論・CM違約金問題・草彅剛が演じるブレヒトの異化効果
先日来、東出昌大のCM違約金問題について考えている。背景にあるのは真面目そうな俳優は私生活も真面目でありそのイメージを使って商品を売るという構造である。これに対比して「浮気は芸の肥やしだから大目に見るべき」という考え方がある。このどちらが正しいのだろうか。
“浮気は芸の肥やし論・CM違約金問題・草彅剛が演じるブレヒトの異化効果” の続きを読む環境に関する議論を喚起してみる
Quoraのスペースで環境に関する議論を喚起してみた。予想通りの所もあったし予想外のこともあった。いつもは「日本人は議論ができない」ということは書いても「どうしたらできるか」は書いたことがない。多様な認識を持つ人たちが共通の議論の素地を持つというのはなかなか難しいと思う一方で、ちゃんと話し合いをしたいと考える人は増えているという実感もある。「実践編」なのですっきりとした感覚は得られないが、まあ実際にやってみるというのはそういうことなのかもしれない。
“環境に関する議論を喚起してみる” の続きを読む大麻合法化に関する別の視点
日大ラグビー部の部員が大麻所持の疑いで逮捕された。これについて大麻での逮捕履歴がある女優が「もう一度考えませんか」と訴えかけ問題になっている。この話題だけを見ても「我々が大麻に関してどういう態度をとるべきか」ということが見えてこない。ここから視野を広げることでこの議論に何が欠けているのかが見えてくるのではないかと感じた。つまり我々は何を目的にして議論をしているのかということを考えたいと思ったのだ。
“大麻合法化に関する別の視点” の続きを読む7年ぶりに感じる政治的議論と潮目の変化
先日来、ブログのトピックを揺らしている。ちょっとずつ新しいものを取り入れたいのだが需要がどこにあるのかよくわからないからだ。「読まれている」という実感が出てきて欲が出てきたのかもしれない。これまでは政府批判系の記事が多かったのだがそれをやめて別の記事を書いている。「やっぱり批判記事が読みたい人が多いのだ」ということを確認したかったのだがどうやら外れつつある。却って閲覧数が上がっているのである。
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