タグシステムを作る

ということで、1システムを作り終えたので、ためしにもう一つ作ってみた。だいたい2日くらいで50枚の写真(今度は寄せ植え)をタグとカテゴリーで管理するシステムを完成させることができた。

散発的に作っていると「あれどうやって作るんだっけ」ということになるのだが、一通りレビューしてからやるとその時間が節約できる。こういう技術が集積したミニシステムは意外と重要なのかもしれない。一つの作業に入るまでの時間を「オーバーヘッド」と呼ぶのだが、役職が明確でない現在の正社員層の人たちは大変なんだろうなあと思う。

発想と作業が不可分に結びついているということもある。着手する前にあれこれ考えたのだが、結局パソコンの前に座って作り始めたほうが早かった。最初はjQueryを使った難しいシステムを考えていたのだが、フォームにボタンを足したり外したりすればいいのだということに気がついた。で、小さなスクリプトを書くと動いた。こういう集積が大きなプログラミングにつながってゆくのだ。逆にいくらやっても動かないとモチベーションが下がる。今回作った仕組みは標準のjavascriptでできてしまう。と同時にリクエストを発行しサーバー側で管理することにした。

実際にはデータベースがエラーを返すことがある(あるいは動いていない可能性もある)ので、ボタンをサーバー側で発行してajaxで戻してやってもいい(というより本来そうすべき)なのだが、できちゃったし使えるからいいやと思った。

実際に難しいのはUIの部分かもしれない。ボタンなので押すとデータが消えてしまうし、間違いが許されない。Wordpressではタグの横に小さな×印がついている。PHPで整形してから戻してやるとか、javascriptだけで構成する必要があるのだろう。文字が入力されたフォームを消したり、Enterキーだけでフォームをサブミットしたりと、細かいところで使い勝手のよさが変わってくるはずである。こういうのは職人技の集積なのだろう。

いずれにせよいったんタグが作れると、すべてのタグを取り出してメニュー化できるので写真の一覧システムが作れる。今回は寄せ植えなので「使っている植物」がタグになった。

前回のシステムではカテゴリーもデータベースに入っていたのだが、今回は配列で対応した。前のシステムではカテゴリが数字になっていてそれに対応する名前を付ける仕組みなので後からカテゴリ名が変更できるのだが、今回は配列を変えてもデータには反映されない。カテゴリ名を試行錯誤しなければならない場合(カテゴリ作りそのものが学習の一環になっている)とそうでない場合(今回は季節と植木鉢の種類)では、作り方が違うということになる。

しかし、何かを分類するためには「タグ」と「カテゴリ」があると良いということは分かったので、さまざまな写真の分類に利用できると思う。

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