Googleがモバイルサイトの使いやすさを計測するツールを公開した。早速、自作のテンプレートなどを試してみた。
現在では多くのユーザーがモバイルに依存している。モバイルユーザーの注意力は散漫で、ロード時間が3秒以上だと約半数のユーザーがドロップしてしまうのだという。スコアは3つある。モバイルの使いやすさ・モバイルのスピード・デスクトップのスピードである。
サーバーのスペックが低ければスピードは遅いだろうという仮説を立てた。現在低価格のサーバーで運用しているのでスピードには自信がなかったのだ。だが、これは間違っていた。
自分のサーバーのWordpress | 95 | 59 | 71 |
WordPress.com上のWordpress | 99 | 64 | 79 |
X Domain上のWordpress | 95 | 60 | 70 |
自作固定長 | 72 | 74 | 90 |
自作可変長 | 96 | 97 | 98 |
自作可変長・jQueryあり | 100 | 64 | 81 |
意外なことにWordpressでもサーバーによる違いはあまり見られなかった。広告の有無も関係なさそうだ。つまり、wordpress自体が速度低下の原因になっているようなのだ。一方でスクリプトがないサイトは成績が良い。CSSだけで組んだ可変長対応のサイトは良いスコアだった。いろいろな要因はありそうだが、特にjQueryはGoogleからは嫌われているらしい。モバイル対応としてよかれと思いやっていること(折りたたみ式メニューなど)がスピード上で悪影響を及ぼしていることもありそうだ。これを防ぐためにはナビゲーション構造をできるだけシンプルにするなど、設計上の工夫も必要なのではないかと思う。