世の中には炎上商法というのがあるらしいので、ちょっと試してみる。「王様は裸だ」と言ってみたい気もする。だが、一方で「お前は非国民だ」という批判も多そうだし、ひょっとしたら脅されることもあるかもしれない。それほどセンシティブな一言。
「いやあ、沖ノ鳥島には人は住めそうにないっすよね。あれ、岩なんじゃないですか?」
論理的な反論のある方は、何らかの方法でご返信いただきたい。いくつか、材料を挙げておいた。
- 排他的経済水域を主張するためには「いつも地上に出ている部分があり」かつ「人が居住可能で経済活動を実施していなければならない」のだが、二番目の条件はAND条件ではなくOR条件である、と解釈可能ではある。
- 政府は発電の研究をしているから、経済活動は成り立っていると主張している。
- 例えばイギリスはかつて岩礁(ロッコール)を島と主張していたが、諦めた経緯がある。
独自で経済活動をするためには、誰かが居住していなければならない。いわば「人柱」だ。無人で経済活動というのも成り立つだろうが、国際的に認められるかは未知数。
次の設問はもう少し専門性が必要そうだ。日本が仮にあれを岩礁だと認めた上で巨大な滑走路を持つ軍事拠点に利用可能な施設(軍事拠点と宣言する必要はない)を領海内に作ったとする。12海里は22キロメートルだそうだ。珊瑚礁なので、埋め立ては不可能ではないだろう。それは国際的に非難されるのだろうか。
- もともと日本の領土・領海なので「力による現状変更」ではない。
- 一方で特に必要な施設とは思えず、他国の懸念を招く恐れはある。
- 拠点を作っても周辺の独占的な漁業権は認められない。(公海だから漁業はできる)
最後に「非論理的」な反論のスロットを用意した。
- 中国にくれてやるのは嫌だ。中国に見方するとは、お前は工作員だな?
- 中国のいうことをみすみす聞くのは悔しい。
- 日本が撤退したら中国がなにをするのか分からない。
- そもそも領土問題は感情的に属する問題であって、論理的な整合性など要らないのだ。
- 寝た子を起こすようなことをいって、お前は非国民に違いない。
- お前、これまで税金をいくら投入したか知っているのか。