高齢者が好む読み物、若者が好む読み物

先日来、高齢者のページビューが増えたので動向を分析してみた。若年層は情報収集をモバイルに頼る傾向があり、モバイルを辞書代わりに使っているようである。年齢が上がるに従ってモバイルの依存率は減り、PCの依存率が増える。また「週刊誌的(読み物的)」なコンテンツへの人気が高まるようだ。また、若年層はタブレット機器を持っていないが、それ以降の年代では率に変化はなかった。

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ブラウザの分布についても見てみたが、特に年齢による違いは見られなかった。意外とChromeが使われている。高齢者だから全てデフォルトのブラウザーを使っているというわけではなさそうだ。

一般的にインターネットの利用率は60歳代を境に減少すると言われている。また、所帯年収が下がるとパソコンの所持率は減る。つまり、貧しい世帯の老人ほど情報から取り残される傾向があるということになる。しかし、今回の動きでわかったように、Twitter上に高齢者が全くいないというわけではない。高齢者も、Twitterで有名人をフォローして情報収集をしているのだ。

全世代に読まれているもの

ウィリアム・ジェームズ(死にたくなったら)は全世代に読まれている。悩んでいる人は全世代で多いらしい。

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科学的なものに弱い若者

若者は辞書や実用書代わりにウェブを利用している。MBTI(INFJ)、不適切な敬語(やらさせていただく)について、ボーダー柄を着ると錯視が起こるというファッションの話、理系脳は共感が欠落しているという話、立ち泳ぎの練習方法などが若者に読まれている。特徴として「科学的」なフレーバーに弱い。言い換えると、若者は理由付けを必要としている。一方で政治問題への関心は高くない。0001 0002 0006 0010

若者と中年が均等に含まれるもの

政治問題になると壮年期の人たちの流入が増える。若者も一定数含まれる。なんとなく「週刊誌っぽい」ものが好まれるようである。TVニュースをソースにしているような印象がある。

フジテレビで安倍首相が生肉の模型を使って国民を困惑させた話、甘利大臣が陰謀で陥れられたという話、山本太郎議員はバカだという話、フジテレビで奥田愛基氏がTVで田崎史郎さんいディスられたという話。

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二重ルーターの設定に悩んでいる中年も多いらしい。ゲーム機などの設定に困っているのであろう。立ち泳ぎの練習法も幅広い読者層から人気がある。品質管理が得意という嘘についても壮年層の閲覧が高かった。

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中年だけが見ている記事

江川紹子さんのTwitterフォロワーは中年が多いらしい。理由は分からない。孫崎先生のフォロワーは高年齢の人が多いのだが、この2例から中高年は有識者の影響を受けやすいことが伺える。

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政治に興味があり、若者を嘆く老人

若者は政治に参加しないという話は老人のアクセスが多かった。これはほとんどが孫崎享氏のフォロワーだ。かつての全共闘世代が多く残っているのかもしれない。政治に興味がありかつて「改革意欲」に燃えていた人たちだが「政治を変えるにはまず自らが変わらなければならない」という記事には注目が集らなかった。さすがにある年齢を越えてしまうと変わるのは難しいのだろう。革新の高齢化・保守化が進んでいる様子が伺える。

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