炊き出しの場所を探す – Googleクライシスマップの使い方

金曜日の夜に熊本地震からしばらく経った。無料wifiの提供は始まったようだが、未だに「物資が届かない」とか「情報がない」などの声があるそうだ。

自治体はまとめサイトを作るべきだという話があるようだが、実際には民間で災害対策情報をまとめている人たちがいる。例えばGoogleは「クライシスマップ」というものを提供しているのだそうだ。東日本大震災の復興支援への対応経験がある九州大学の学生がまとめた情報だそうだ。「情けは人のためならず」というが、支援の経験は自分たちが被害者になったときに活きるものらしい。

ただ、このマップを見ても、どう活用してよいか分からない。慌てているとなおさらだろう。いつ地震が来るかは分からないのだし、使い方だけでも見ておこうと思った。なおスマホから見ると使いにくかったので、タブレット(いくらか電池の持ちがよい)かノートパソコンで見るのが良いのではないかと思う。予めブックマークしておくか、「google 災害情報」で検索すると出てくる。備えあれば憂いなしだ。

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まず、広域の地図が表示される。広域にわたっているために、ちょっと分かりにくい。crisis002

そこで自分の住んでいる地域を検索する。ここでは東区健軍とした。青い筋で見えているのは車が通れる道路。本田技研が情報提供しているそうである。渋滞情報までは分からないが、通行できることは分かる。その他は判例がなくよく分からない。

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欲しい情報を見るためには、レイヤーを使う。レイヤーは画面右にある。レイヤーを選択すると選択画面が出てくるので「炊き出しマップ」を選択した。これは災害ごとに異なると思われる。炊き出し場所は赤いピンで表示されているらしい。画面左にあるピンを選択したところ小学校の名前が出た。ラジオで情報を取得したようだ。かなり詳しい情報が載っている。

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都市部の道路は通れるようだが、通行実績がない(すなわち通れない)ところがかなりあるようだ。予め分かっていれば無駄な動きが少なくてすみそうだ。スマホしかなく情報が取れない人の代わりに調べてあげるというような「リモートボランティア」という支援もあるのではないかと思った。情報が最新のものかは分からないが、すくなくとも闇雲に動くよりはよさそうに思える。

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「Yahoo!災害マップ」と検索すると避難場所情報が出てくる。

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