どうでもいいといえばどうでもいい話なのだが、池田信夫さんがLENOVOのパソコンについて怒っている。どうやらOSをアップデートしようとしたところ、不具合が生じて、最終的にデータが吹っ飛んだのだという。そこで中国は信用できないと息巻いているのだ。
池田信夫 blog : Lenovoのコンピュータは買ってはいけない https://t.co/n8kdYdFRoZ
— 池田信夫 (@ikedanob) 2016, 2月 14
いや、LENOVOのパソコンはいいパソコンですよ。作りが単純で頑丈なので持ち運びに気を使わないし。HDやメモリの入れ替えなどのメンテナンスも楽だし。メモリやSSDも安くなっているので、改造のしがいもある。個人的には中古で買ったので「安いのによくここまで動くなあ」と思った。
とはいえ、OSを入れ替えたらデータ吹っ飛んだというのは、さすがに引くなあ、とは思った。確かに、OSをアップしたらタッチパッドとか無線LANが動かなくなったという話はよく聞く。LENOVOのウェブサイトに案内されている方法ではだめで、手動で直したという人が多い。これ、中国(LENOVO)のせいというよりはアメリカ(マイクロソフト)のせいだろう。
OSの切り替え時にパソコンを買い換えたのもよくなかった。どのOSでも切り替え期の新製品は人柱だ。問題が枯れてから価格COMなんかで評判を見て買うのが正しい方法だろう。
いずれにせよ、OSを入れ替えるのにバックアップ取っておかないっていうのが「狂ってるなあ」と思う。Macにはタイムマシーンという方法があり、外付けのハードディスクに取ったバックアップから復旧できる仕組みが整っている。だからOSを入れ替える前にタイムマシーンするのがお決まりだ。デスクトップPCであれば、複数のハードディスクに違うバージョンのOSを入れておくこともできる。最悪データが吹っ飛んだらネットでリカバーできる仕組みもある。高いといわれるMacだが10万円を切るminiというカテゴリがある。(Mac Miniについては別途調べた。その記事はこちら)
一方、Windowsはバックアップを取るのが意外と面倒だ。
さらにWindowsで驚くのが「クリーンインストール」という言葉である。Windowsパソコンが重くなったというと、お決まりのように「できればクリーンインストールを」と言われる。最初はからかっているのだろうと思ったのだが、どうやらそうではないらしい。相手は真顔だ。しばらく使っていたら重くなって復旧できないなどというのはMacintoshの世界では冗談でしかない。
手持ちのXPパソコンをWindows10にした人もいるらしいのだが、XPからWindows10にするためにはクリーンインストールしか手がないのだそうだ。古いパソコンは捨てて新しいの買ってくれという意味だとは思うのだが、あまり便利でもないし、クールでもない。
池田さんは動画の編集をしなければならないので、49,000円のパソコンで一番早そうなやつを買ったとのことだがが、Macであれば最初から動画編集などができるツールを揃えることができる。素人が使っても使いやすいようにインターフェイスが工夫されている。他社製品と組み合わせる必要がないので、ドライバーも安定している。
ということで、池田信夫さんはDELLなんか買わずにMacを導入すべきなのではないだろうか。しつこいようだがMacが欲しくなった方はこちらもごらんいただきたい。