ここ最近、ウェブプロモーションの主流はスマホでLINEということになっている。Facebookは時代遅れなのだそうだ。これは本当なのか、調べてみた。
まず、スマホユーザーだが、増加してはいるもののウェブ人口(9,600万人程度)の過半数には届いておらず、4,000万人弱なのだそうだ。
いずれかのソーシャルネットワーキングに加入している人は5,000万人弱でこれもネット人口の半数である。LINEの登録ユーザーは3,000万人(アクティブユーザー)程度。また、FacebookやTwitterのユーザーは2,000万人程度である。数字だけで見ると、未だにPCユーザー(5,000万人ほどいるらしい)の方が多く主流といえる。また、全ての人がソーシャルネットワーキングに参加しているわけではない。
にも関わらず、スマホが主流だと言われるのにはいくつかの理由がある。Facebookのユーザーの80%以上はモバイル経由でアクセスしている。プライベートはモバイルという人が多いのだろう。LINEはさらにFacebookよりもプライベートで使われるのだろう。ユーザーも女性の割合が高く、10代での利用が増えている。情報に敏感で影響されやすい人が使うのがモバイルメディアだと言えそうだ。
ダンカン・ワッツによると、噂が広がるためにはインフルエンサーよりもフォロワーの質の方が重要なのだそうだ。言い換えると、火を放つためには、マッチの質はさほど重要ではない。むしろ、回りに燃え広がりやすい藁(わら)を敷いてやるとよいということになる。自分で判断する理性的な人たちよりも、影響されやすい人たちの方が噂を広めるには重要だということらしい。
- http://news.mynavi.jp/news/2014/05/16/324/
- http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140423_645717.html
- http://www.itmedia.co.jp/promobile/articles/1107/08/news049.html